金の字です。
先日、Yahooニュースにこのような記事がありました。
花火に無粋な迷惑ドローン、無許可飛行で打ち上げ中断…監視難しく主催者は対応苦慮
読売新聞 (yomiuri.co.jp)
毎年夏の風物詩として多くの人々が楽しみにしている花火大会。
しかし、近年ではドローンの無許可飛行が問題となり、花火の打ち上げが中止、中断される事態が発生しています。
最近だと令和6年7月20日の備前花火大会で、無許可のドローンが飛行し花火の打ち上げが一時中断されるという騒動が起きています。
この記事では、無許可ドローン飛行の現状とその影響、そして主催者が直面する課題について詳しく探ります。
🐸目次🐸
はじめに
別にここは読み飛ばされてもいいのですが、
どうせ「雑記ブログの飛ばし記事」でしょ?
って思われた方、残念ながら違います。(ドローンだけに飛ぶを連発しているわけではないですよ)
金の字は、実は・・・
一等無人航空機操縦士 資格者「いわゆる国家資格持ち」です。
「なにそれ?」って思われたら、この記事の途中に説明がありますので一読願います。
必死に時間をかけ、技術を磨き、法律等を勉強し、高いお金を投じた身としては、
このような行為は直ちにやめていただきたい
そしてもし、動画配信サイト(Youtube、インスタ、TikTokなど)で、
ドローン空撮を利用した花火大会の非公式の動画や写真が発見されたなら・・・
全力で通報してください。(動画配信サイトおよび警察)
それでは本文に入ります。
花火大会における無許可ドローン飛行の増加
プライベートでも、マイドローンは持ってます😃
全国で相次ぐトラブル
全国各地の花火大会で、撮影目的とみられるドローンの無許可飛行が相次いでいます。
これらのドローンが花火に近づきすぎることで、打ち上げが一時中断されるトラブルが発生しています。
最近だと令和6年7月20日の備前花火大会で、無許可のドローンが飛行し花火の打ち上げが一時中断されるという騒動が起きています。
ドローンとみられる飛行体の影響 花火大会が一時中断 備前
ドローンとみられる飛行体の影響 花火大会が一時中断 備前|NHK 岡山県のニュース
全体的に言葉がぬるいけど、刑事罰だからね!
それは後程・・・
外国人観光客による問題も
花火大会では通常、公式映像配信用など国土交通省や主催者が認めた機体以外は飛行禁止となっています。
しかし、ルールを知らない外国人観光客がドローンを飛ばすケースも散見されており、新たな課題となっています。
冒頭記事の件ですね。
「天神祭」でドローンを飛ばした台湾の観光客が、
「シランカッタ」と言って雑踏に紛れていった件
花火大会では・・・・とか書いてあるけど、
花火大会に限らず、上空を飛ばすことに対しての制約は厳しいよ!
知らなかったで逃がすなよ。逮捕しないと。
安全性への懸念
ドローンが花火に当たると軌道が変わって事故につながる可能性があり、安全面での懸念が高まっています。
また、観客の頭上に降下するなど、直接的な危険も報告されています。
(過去にイベントで使用していたドローンが落下して、観客がけがをしたという事故があります)
花火を上から見るか下から見るか・・・
横から見るか・・・・
直接当たるとどうなるんだろうね?
想像もできない。
ただ、特定飛行に「イベント上空」という制約がついたのは、
実際に事故があったからなんだよ。
主催側の苦悩と取り締まりの強化
主催者側は、ドローンの監視が難しいことから対応に頭を悩ませています。アナウンス等も行っていますが完全な防止は困難な状況です。
また、警察も対策を強化しており、例えば滋賀県警は「びわ湖大花火大会」で警戒要員を増やすなど、取り締まりを強化しています。
しかし、広大な範囲を完全に監視することは難しく、課題が残されています。
地上の取り締まりは行えても、空は難しいと思う。
カエルは簡単に捕まえられても、トンボやセミは難しいもんね。
永遠の課題ですね。
性善説でどこまでいけるか・・・・
ドローン飛行に必要な許可と承認
よくある質問の一つが、
「ドローンって飛ばすのに資格がいるの?」ってよく聞かれますし言われます。
結論は、(今のところは)必ずしも資格が必要ではない。
ってことをお伝えしておきます。
しかし、特定の場所を飛行させる場合において、国家資格、民間資格などをとっておけば、
許可・承認の際に、有利になったり手間を省いたりすることができます。
1. 許可が必要な飛行場所と条件
航空法において、国土交通大臣の許可や承認が必要となる空域及び方法での飛行(特定飛行)を行う場合は、基本的に飛行許可・承認手続きが必要になります。
なお、適切な許可・承認を取得せずに無人航空機を飛行させる等した場合は、懲役又は罰金に科せられます。
特定飛行には空域と方法がありますので、下記に記載しますね。
空域
- 空港等の周辺の上空の空域
- 空港の周辺は航空機の離着陸が頻繁に行われるため、ドローンの飛行は厳しく制限されています。
- 地上または水上から150m以上の高さの空域
- 高度150m以上の空域は航空機の飛行ルートにあたるため、ドローンの飛行には許可が必要です。
- 人口集中地区(DID地区)の上空
- 人口が密集している地域の上空での飛行は、特に安全面でのリスクが高いため、必ず許可が必要です。
- 緊急用務空域
- 緊急用務空域は、災害対応や救急活動などが行われる空域で、特別な許可が必要です。
飛行方法
- 夜間飛行
- 日没から日の出までの時間帯にドローンを飛行させる場合、視界が悪くなるため、特別な許可が必要です。
- 目視外飛行
- ドローンを操縦者の直接の視界外で飛行させる場合、モニター越しの操縦などが含まれますが、この場合も許可が必要です。
- 人または物件から30m未満の飛行
- ドローンが人や物件に30m以内に接近する場合、特にイベントや祭りの上空などでは安全性が懸念されるため、許可が必要です。
- イベント上空飛行
- 多数の人が集まるイベントの上空でドローンを飛行させる場合、特別な許可が必要です。
- 危険物の輸送
- ドローンで危険物を運搬する場合は、特別な許可が必要です。
- 物件投下
- ドローンから物を投下する場合も、特別な許可が必要です。
これらの空域や方法で飛行させる場合、原則として国土交通大臣の許可・承認が必要となります。ただし、一部の条件を満たす場合(機体認証と操縦者の技能証明の取得など)は、承認申請が不要になるケースもあります。
上記は許可・承認が必要な話
ほかにも飛行方法には注意事項があります。
飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、以下を遵守する必要があります。
- アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
- 飛行前確認を行うこと
- 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
- 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
花火大会となると、
・人口集中地区の上空
・夜間飛行
・目視外飛行
・人または物件から30m未満
・イベント上空飛行
などがあげられますね。
このあたりの許可申請をきちんと出して、飛行計画の通報をしなければなりません。
まぁ正直、個人では無理です。
だからと言って無断で飛ばしていると・・・
- 飛行禁止空域での無許可飛行
- 50万円以下の罰金
罰金刑は前科になるね・・・
割愛するけど、これは登録しているドローンの扱い。
未登録機体は・・・懲役もありうるかも?
って書いてあるよ。
ドローンの登録についてはコメントがあれば記事にするかも
金の字の持ってる機体の後継機・・・ あれ?金の字の購入時より安い?? ←ちょっと… |
2. 国家資格と民間資格の違い
金の字は、一等無人航空機操縦士の資格があります。
長くなってきているのでざっくり要約。
(詳しく知りたい場合は、コメントいただければ、また別記事にて・・・)
国家資格と民間資格の違い
ドローン操縦に関する資格には、国家資格と民間資格の2種類があります。それぞれの特徴と違いを理解することは、ドローン操縦者にとって重要です。
国家資格の概要と取得方法
国家資格は、2022年12月5日から施行された「改正航空法」に基づいて創設されたドローン操縦士の公的資格制度です。
概要
- 一等、二等の2種類の資格がある
- 国土交通省が認定した登録講習機関で取得可能
- 有効期間は3年間(更新可能)
取得方法
- 登録講習機関で講習を受講
- 学科試験と実技試験に合格
- 国土交通大臣に申請し、技能証明を取得
メリット
- 特定の条件下での飛行許可申請が不要になる
- 業務での信頼性が高まる(国家資格所持者)
- 将来的な法改正に対応しやすい
民間資格の種類と特徴
民間資格は、各ドローンスクールや団体が独自に設定した資格制度です。
主な種類
- JUIDA認定操縦士
- JDPAドローン操縦士
- ドローン検定
- DJI認定パイロット
特徴
- 取得に要する時間や費用が国家資格より少ない場合が多い
- 特定の機体や用途に特化した資格もある
- 法的な効力はないが、業界内での評価基準として機能
取得方法
- 各認定団体やスクールで講習を受講
- 実技試験や筆記試験に合格
- 認定証や資格証を取得
一等無人航空機操縦士にしかできない飛行方法がある。
レベル4飛行。
それが一等所有者の強みである。
まだ、現状は生かし切れていないけど、数年後には本当に役に立つ資格になると思うよ
(個人的感想)
まとめ と 個人的感想
ドローンは無資格でも飛ばせます。
安価で練習すればだれでも飛ばせるドローンですが、
100g以上の機体を屋外で飛ばす。となると大きく法律が変わります。
知らなかった。では済まされないし、済ましてほしくない。
それが日本人でも外国人でも一緒。
アウトはアウト!
何か事件事故が起きた時、最終的に割を食うのはまじめにやっているドローンパイロットです。
最近ではテレビや映画、MVなどでドローン映像が数多く使われています。
あのようなきれいな映像を撮ってくれるドローンパイロットの首を絞めたくないですし、
これからもっと活躍してほしいですよね。
人が鳥にならないと見えない場面・映像を見せてくれるんですよ。
簡単気に飛ばしているように見えますが、きれいな映像を映すためには、
・操縦者はリモコンの画面を見て操縦(撮影は別にいる場合もあり)
・目視外飛行になるので、補助者をつける(補助者とは操縦者とは別に飛行経路全体を見渡せる位置に配置して、無人航空機の状況及び周囲の気象状況変化等を常に監視し、操縦者が安全飛行させることできよう必要な助言を行う人。操縦者近辺に一人、全体を見渡せる人を一人入ることが望ましい。目視はあくまでも肉眼)
・第三者の立ち入り禁止区域を囲ったり
・そもそも人口密集地域だと飛ばせなかったり…
いろいろな制約があります。
ほかにも、気象状況、電波感度、バッテリーなど、気にすることはたくさんあり、
それぞれを準備してようやくあの映像にたどり着くのです。
自己都合主義の誰かが勝手に飛ばして、事故して、制約がさらに厳しくなるのだけは本当に困ります。
今回は空撮の話で書きましたが、ドローンにはゴーグルをつけたレースやドローンサッカーなどの遊びもあります。
屋内で飛ばすいわゆる「おもちゃドローン」(99g以下のドローン)を子供たちに扱わせると、
本当に楽しそうに飛ばします。そして上達が早い。
結局、法律順守して、資格を取って、まじめに頑張っている人が指をさされるような世の中にしてほしくないです。
アウトをした人は厳罰に!実名報道大歓迎。
違法な動画は即刻通報(動画サイトと警察)!
今回は割愛しましたが、ドローンにも車のナンバープレートみたいなものを表示する義務もあります。
(違反者は罰金)
花火大会などで飛ばしている人は、おそらく登録すらしていないのではないかな?
逃げ得だけはしてほしくないですね。
空飛ぶものを捕まえるのは難しいですが、技術の発展とともにどうなっていくか…
今後に期待です。
ちゃんとルールは守りなさい。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
ブックマークするかはお任せしますので、できれば別の記事も一読してみてくださいね。
ほいじゃあ、またね!
Best regards 金の字
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